『オノゴロ物語』の舞台「オノゴロ島」
周囲4kmほどの空に浮かぶ島。古代からの聖地。
76年周期で起こる、並行世界との相互影響が強まる大結節の中心地。気の力が強くあふれ出ている。
いにしえ人(古代人)は、そのことを知り、ここを聖地とした。
古くは限られた神職しか立ち入りの許されない禁足地だったが、年を経るにつれ俗化し、「オノゴロ参り」の参詣地として人気を博するようになっていった。
作中の現在(大正時代)では、蒸気機関による地上とのロープウエイも整備され、観光名所としてかなりの賑わいをみせている。
◆オノゴロ大社 大結六重塔
オノゴロ島でもっとも気の力が強い場所。アラキダ・マサタケが大願を成すために塔の頂きを目指している。アラキダの野望を止めるため、プレイヤーとハルも大結六重塔を目指すことになる。
『オノゴロ物語』の世界
◆要石(かなめいし)
ハルが繋ぎ止められているヒヒイロ石。呪物としてハルの霊力を吸い取り、ハルの巫女の力を無力化している。
プレイヤーは陰陽銃を使い、要石を動かすことができる。ハルは、プレイヤーに要石を動かしてもらわない限り、移動することすらできない。
◆気の力
この世界では、古より気の力を使った文明が発展してきた。
気の力はフィールドに点在する道祖神を介して取り出すことができる。気には、火、風、土の三種類が存在する。
◆道祖神
気の力が湧き出る場所を祀ったもの。「火」の道祖神は赤色、「土」の道祖神は黄色、「風」の道祖神は緑色。道祖神から陰陽銃で気の力を吸い取ることができる。
◆神籬(ひもろぎ)
カミが顕現した際の防御、防衛装置の総称。カミの移動を阻害したり、人々をカミから保護するために作られたが、その起動や解除は気の力を扱える神職にしかできない。
神籬の中にはハルにしか操作できないもの、プレイヤーにしか操作できないものが存在する。謎を解くためにはプレイヤーとハルの二人で協力することが必要となる。
オノゴロ島の神籬は、アラキダにより改造されているものが多く、ハルにもその解除方法がわからない。
◇船石
カミから人々を守るための神籬の一種。神職が祈りを捧げると扉や結界が解かれたり、仕掛けが起動する。船石の前に要石をおくとハルに操作してしてもらえる。
◇ヒヒイロ石
気の力に反応しやすいため、神籬によく使われている。
要石と似た模様を持つ。
陰陽銃で軽々と動かすことができる。
◆カミ
この世界での自然の力が、巨大生物の形として顕現したもの。
その超自然の力で、人類に恩恵と厄災の双方をもたらす。
恩恵をもたらすカミを和魂(にぎみたま)、厄災をもたらすカミを荒魂(あらみたま)と呼ぶ。
この世界の自然災害は、荒ぶるカミ、荒魂がもたらすものである。
祈りの力で、その発生を抑制することができるため、神職の人々は日々、カミ鎮めの神事を行っている。
しかし、カミ鎮めの祈りだけでは完全に発生を防ぐことはできず、時折、カミはその姿を顕現させ、人々の生活を脅かすこともある。しかし、人々の長い営みの中で、それは自然そのものとして受け入れられている。
カミが顕現し、その被害が甚大になると予想される場合には、神職が、その命を賭してカミ鎮めに出動することになる。
カミは、体のどこかに必ず「髄核(ずいかく)」を持っており、髄核を破壊することで鎮めることができる。しかし、それは簡単なことではなく、カミ鎮めの任務中に命を落とす神職も多い。
コトアヤネ
アメノオシクモネ
タケミカヅチ
フツヌシ
セオリツヒメ
◆眷属(けんぞく)
鬼道の呪法により錬成された式神で、「カミの肉」とメカパーツによって形成されている。
火、風、土のいずれかの属性を持ち、体長は1mぐらいで手足は短く、ちょいキモカワ。
「気」を錬成した弾を放つ、または直接殴ってくるなど、様々な方法で攻撃してくる。移動方法も、徒歩、高速移動、飛行など複数種類ある。
陰陽銃に取り込んだ「気」によって錬成された弾で倒すことができるが、眷属の種類によって、倒すことのできる「気」の種類が異なる。
倒すと消滅するか、または、道祖神に変化する。